現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
今の病院での人間関係やシフトなどで悩んでる方は多いのではないでしょうか。
憧れだった看護師として働く日々。しかし現実は激務とサービス残業に追われ、休憩時間も満足に取れず、夜勤で生活リズムは乱れがち。そして職場の人間関係もギクシャクしている。
「もう辞めたい」「転職したい」と思い悩む看護師も多いのではないでしょうか。
看護師を辞めたい理由は人それぞれですが、いったいどんな理由があるのか、今回は看護師の転職理由をランキング形式で紹介します。
周りの看護師さんがどんな悩みで転職を考えたのか。参考にしてみてください!
◆目次
①上司に伝えた退職理由ランキング
上司に退職理由を伝えるのには勇気が必要な事ですが、私が今までに聞いてきた中での「建前」の部分をランキング形式でご紹介します。
順位 | 退職理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 出産・育児のため | 22% |
2位 | 結婚を機に | 17% |
3位 | 他分野への興味があるから | 15% |
4位 | 転勤・配偶者の転勤 | 12% |
5位 | 本人の健康問題 | 9% |
6位 | 家族の健康問題・介護のため | 7% |
出産・育児や結婚を機に退職を申し出る方が全体の40%近くに上ります。
人生におけるライフイベントや「あなた」の体調不良、転居などは退職を申し出やすく、引き止めにも合いにくいからだと言えます。
円満退社をするためにも、こうしたやむを得ない事情を伝えることで、上司との話し合いを上手く切り抜ける人が多いようです。
②看護師の退職・転職理由ランキング
上記で紹介したのは、あくまで上司に退職を伝えた「建前」の理由ですが、こちらでは看護師さんの「本音」の理由になります。
みなさん似たような思いをお持ちかもしれませんが。
順位 | 退職・転職理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 勤務時間が長い | 22% |
2位 | 夜勤の負担が大きい | 18% |
3位 | 医療事故への不安 | 15% |
4位 | 休暇が取れない | 14% |
5位 | 上司との関係 | 11% |
6位 | 雇用形態に不満 | 9% |
7位 | 同僚との関係 | 7% |
8位 | 給与・待遇に不満 | 6% |
9位 | 看護の専門性が認められない | 5% |
10位 | 教育体制に不満 | 4% |
と思われたのではないでしょうか。
実際には出産・育児・結婚を機に退職・転職を考える方も当然いらっしゃいますが、やはり圧倒的に多い退職・転職理由は・・・
1位:勤務時間が長い
2位:夜勤の負担が大きい
この上位2つだけで全体の40%を占めています。
さらに上記2つののランキングから大きく3つの退職・転職理由に分類する事ができます。
ポイント
(1)ライフスタイルの変化
(2)女社会の闇
(3)職場への不満(給与・待遇など)
詳しく以下に見ていきましょう!
③看護師転職理由(1)ライフスタイルの変化
差別をなくすために「看護婦→看護師」へと名称は変わったものの、まだまだ女性が9割超を占める女性優位の職業であることは間違いありません。
そのため「出産・育児」「結婚」を理由にして退職あるいは転職した人は必然的に多くなっています。
その他にも、家族への負担や介護を理由として退職される看護師も、ライフスタイルの変化による退職、あるいは「家から近い病院への転職」といえるでしょう。
医労連の労働実態調査では、家族への負担や介護を理由にする看護師は、20代では少ないものの、30代前半で26%、30代後半で31%となり、3~4人に1人は家族への負担や介護を退職・転職理由にしているとされています。
④看護師転職理由(2)女社会の闇
上述でも書いた通り、女性が9割超を占める女性優位の職業だからこそ「人間関係」についての問題が往々にして存在します。
実際に私が聞いた話では・・・
「陰口は日常茶飯事」
「理不尽な嫌がらせも多い」
「先輩や上司が高圧的」
「職場の雰囲気が良くない」
と感じている人も多いようです。
医者の中には、自分は看護師より高い立場にいると勘違いし傲慢な態度で接してくる人もいます。逆に看護師の中には、医師・看護師以外の医療従事者であるコメディカルに対して冷たい態度をとる人がいます。
こうした女社会での闇を一般企業に比べてさらに目の当たりにしてしまい「嫌気がさす」という看護師も多いんです。
⑤看護師転職理由(3)職場への不満
労働環境や給与への不満が、これに該当します。
まず労働環境から見ていくと
◆人手不足で仕事がきつい、仕事量が多い。
◆長時間労働。
◆夜勤が辛い。
◆休暇が取れない。
◆休憩時間が十分に取れない。
◆退職者が多く、経験が浅いのに責任あるポジションに。
◆現場で求められる事と学んできた事のギャップ。
上記の理由に関しては、ただでさえ全国的に深刻な人材不足の状況な上に、その中でさらに看護師不足が影響しています。
2019年時点で約160万人の看護師が就業していてますが、厚生労働省の調査によると、高齢化社会に伴い2025年には約200万人看護職員が必要とされています。
そして、離職している潜在看護師は約70万人に上ると言われています。
過酷な勤務環境が看護師不足を招いている原因の一つになっており、このままでは、ますます慢性的な看護師不足に陥るのは目に見えています。
<負の連鎖が起きる>
上記で書いた事を簡単に。
1.全国的に人手不足
2.看護師はその中でもさらに人手不足
3.過酷な労働環境で就業率・退職率が増加
4.すると、現在看護師の人の負担増
5.結果、その人も退職する
6.どんどん労働環境が悪化していく
看護師不足は、現場で働く看護師にとっても深刻な問題になっています。
長時間労働が続いたり夜勤が辛いと、健康面での不安につながります。責任のあるポジションを任されることのプレッシャーや、求められるレベルが実力とかけ離れている場合はストレスになってしまいます。
最近は看護師のライフワークバランスを重視した働き方ができる病院も増えてきています。体調不良やストレスで心身のバランスを崩す前に、自分にあった職場環境への転職を考えてみてもよいかもしれません。
次に給与面を見ていきます。
◆賃金が安い
◆キャリアアップが難しい
◆結婚、育児など家庭との両立が困難
◆希望の診療科に異動できない
看護師は初任給こそ高いものの、昇給カーブは緩やかで昇給しにくいという現実もあり、実際に退職した人、辞めたいと思っている人ともに退職・転職理由として挙げやすい項目です。
<実際の平均年収>
実際、看護師の平均年収は労働者全体の平均に比べ高い傾向にあり、20~24歳が400万円前後で、40歳を過ぎたあたりからは500万円を超えます。
しかし人手不足による激務やサービス残業もあり、仕事量の割には給料が安いと感じている人が多いようです。
また人手不足の影響から、教育体制やキャリアアップ、残業・夜勤の負担、休暇の取りづらさなど困ったことがあってもなかなか改善されないんです。
⑥現状打破のために看護師は転職すべきか?
当ページをご覧になって頂いているということは少なからず「現状に対して不満がある」からだと思います。
そこで、現状を打破するためにどういう行動を取ればいいのか。現役アドバイザーがアドバイス致します。
退職ではなく、あくまで「仕事」は継続する事を前提とします。
まず行動は2つあります。
<2つの行動>
①そのまま看護師を継続し転職する
②一般企業への転職を考える
「あなた」の考え方次第ですがそれぞれ順に解説していきましょう!!
①そのまま看護師を継続し転職する
特に「①そのまま看護師を継続し転職する」場合には、実際に私がアドバイザーとして看護師さんの転職支援をしてきて非常に多かった「ジレンマ」がここからも見えてきます。
仕事自体は好きだけど、勤務時間や労働環境への不満がある
ということです。
「せっかく資格をとって憧れの看護師になれたのに」
そう思い悩んでしまうのも当然の事です。
だからこそ、看護師としての今までの経験や知識を活かしながら別の環境へ転職を考えて見ることをおすすめします。
様々な転職理由はあるにしても、実は転職することでで解決できるケースが多いです。
もし真剣に辞めることを検討している看護師さんは転職エージェントをおすすめしています。人手不足の背景からも看護師はいつでも売り手市場なのでどこの病院でも転職できる事を忘れないで下さい。
②一般企業への転職を考える
もう「看護師は嫌だ」「一般企業を考えたい」という方は思い切って方向転換しても良いと思います。
結局のところ、看護師の人材不足は深刻ですが、日本全体で見てもそもそも人材が不足しており就職・転職市場は今非常に盛んです。
「看護師から一般企業への転職」自体、とても簡単に出来てしまうのが今の世の中です。
看護師の肩書を捨てる必要はありません。資格ですから。
と日本人のもったいない精神が出てしまうかもしれませんが(笑)
例えば「医療系の企業に転職する」という選択肢だってあり、看護師だけにとらわれるのではなく広く転職と考えれば自ずと道が開けてきます。
「働き方を変えたい」という方は一度検討してみることをおすすめします。
⑦看護師→看護師おすすめ転職エージェント3選
看護師から看護師への転職を検討するのであれば、やはり「看護師特化型の転職エージェント」に登録すべきです。
その中でも私が厳選した看護師向け転職エージェントを以下に特徴等を交えご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
看護のお仕事
こんな方におすすめ
- 全国各地での対応が可能
- 24時間電話対応
- 累計年間登録数業界最大級の11万人以上
- 医療業界に精通したコンサルタント
- 地域密着型の提案
- 給与や条件交渉もしてくれる
イチ押しポイント
全国展開、地域密着、さらには丁寧なコンサルタント付きの看護師特化型のサービスとなっています!まずは登録を検討すべき1社です!登録・相談はもちろん無料です!
ナース・ジャスト・ジョブ(お祝い金最大35万円)
こんな方におすすめ
- 年間利用者国内No1の実績
- 全国展開しておりどこからでもOK
- 最大35万円のお祝い金あり
イチ押しポイント
また年間8.6万人も利用しており、その利用者数は国内No1です。求人情報も多く、職種も幅広く紹介しているので、求人を確保する上でもジョブデポと合わせて登録しておいて損はないです。
ナース人材バンク
こんな方におすすめ
- 地域ごとに専任担当がいる
- 東証一部上場の安心企業が運営
- 全国展開しておりどこからでもOK
イチ押しポイント
登録たったの60秒です。また全国に展開しており、専任の担当者が各地域ごとにいるので安心して転職活動を実施する事ができます。お祝い金はありませんが、国内最大手の「看護師向け転職エージェント」としての人気があります!
⑧看護師の退職・転職理由まとめ
最後に当ページのまとめをしておきます。
<退職・転職理由>
大きく分けて「3つの不満」があるから。
(1)ライフスタイルの変化
(2)女社会の闇
(3)職場への不満(給与・待遇など)
<転職で取るべき行動>
①そのまま看護師を継続し転職する
②一般企業への転職を考える
どちらかの行動を取るべき。
<看護師から一般企業へ転職するなら>
年齢を考えて「あなた」に合う転職エージェントに登録する必要がある。
⇒第二新卒おすすめ転職エージェント12選!ランキングでわかる!
⇒女性向け転職エージェントおすすめ5選!年代別にプロが厳選!
上記で紹介している転職エージェントは厳選しているので、必ず「あなた」に合う転職エージェントが見つかります。
いかがでしたでしょうか。
周りの看護師がどんな事を思い退職・転職に進んだのか。
「あなた」の状況もあると思いますが、転職というのは現状を打破するための一つの手段です。
転職は今や当たり前ですし、「看護師から看護師」はもちろんの事、「看護師から一般企業」への転職も非常に簡単です。
少しでもお力添え出来ていれば幸いです。
でわ!MrダービーBoyでした。
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