現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
「前職調査」
なんだか嫌な感じですよね。
第二新卒の場合、離職が早くなるため転職を考えている方にとっては少し不安要素ではないでしょうか。
と聞かれることもあるので、実態について解説していきます。
◆目次
前職調査とは?
そもそも前職調査ってあまり聞きなれていないかもしれませんね。
少し年配の方であれば、イメージがあるかもしれませんが、第二新卒にとってはピンとこないのではないでしょうか。
<前職調査とは>
転職先の企業が転職前の企業に対して、応募者についての問い合わせや調査を行うこと。
以前は採用活動の一環として一般的に行われていたんです。
と思われるかもしれません。
「以前は」というのがポイントでプライバシーの侵害にあたることが懸念され、2005年に成立した「個人情報保護法」によって、本人の承諾がない状態での前職調査は原則禁止となっています。
転職活動をしていると、企業側から(転職エージェント経由かもしれませんが)
「個人情報の取り扱いについてご了承ください」
と確認されませんでしたか?
そうなんです。了承せざるを得ないんですが結論から言うと・・・
了承した時点で企業は前職調査ができる
ことになります。
ただし!!
以前とは異なり、企業は勝手にはできないという点と、いくら個人情報に了承したからと、コンプライアンスの問題上、前職調査を実施する承諾の旨の書面への捺印がなければ原則行われません!
前職調査の具体的な内容
と気になりますよね。
メインの調査は以下となります。
主な調査内容
- 応募書類に記載された経歴や経験に嘘がないか
- 勤怠や勤務態度はどうだったか
- 人柄や健康上の問題がないか
- 人間関係についてどうだったか
- 退職理由は何だったか
前職調査を実施する場合、一般的には選考の一環として、内定前段階で実施されます。
また前職側(つまり前職調査を受けた企業)は調査を受け入れるかどうか自身の判断で可能です。
アドバイス
退職時は、とにかく退職先と円滑に進め、円満退社を心がけてください。
これは、無駄な反感を買うことを避ける手段でもあるんです。
円満退社のコツなどは以下のページを参考にしてみてください。
ちなみに最近では退職代行サービスも増えてきていますので、プロに任せてしまう!というのも一つの手です。以下の退職代行は弁護士を介すのですが、相談無料で格安で対応してくれるのでおすすめです!
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前職調査の実施割合
実際にどのくらいの割合で行われているのでしょうか。
検討もつきませんよね(笑)
解説していきます。
中小企業を目指している方
基本的には前職調査は行われていません。
私が過去に聞いてきた中小企業の場合、採用に割けるコストや、応募人数が集まりにくい傾向にあるため、そこまでしない。という回答がほとんどでした。
そのため、気にする必要はないと思っていてください!
大企業を目指している方
大手企業であっても上述した通り、コンプライアンスの問題上、前職調査を実施する承諾の旨の書面への捺印がなければ原則行われません。
ただし、中小企業に比べ書類などのチェックが厳しく前職調査を実施し、一貫性があるかなど調査されることはあります。
私の経験上、約2〜3割の大企業は実施しています。
大企業への転職を検討されている方は以下のページも参考にしてみてください。
⇒大企業と中小企業に転職ならどっち?メリット・デメリット比較
⇒第二新卒が中小から大手企業へ転職するには?現役プロが実践解説
企業や業界によっては前職調査を行う
個人情報保護法でプライバシーの侵害は守られているとはいえ、採用企業側からすると、面接や履歴書などの書類ではわからない応募者の人柄や書類に偽りがないかを判断する数少ない手段と言えます。
そのため、現在でも企業や業界によっては、前職調査を行う場合がある、実際に前職調査を専門に請け負う業者もいるんです。
実際にどんな場合に前職調査が行われるのかは以下の<前職調査が行われるケース>をご覧ください。
前職調査が行われるケース
私の経験上で言えば・・・
管理職への転職、ヘッドハンティング、外資系、金融系の場合に行われるケースが多いように見受けられました。
決して多くはないですが、第二新卒で実施されるケースもありました。
今までに私が企業に聞いてきた内容を踏まえ、順にご説明していきます。
第二新卒での転職
特に短期間での退職時に、
前職の退職理由や勤務態度・勤怠を調査する
ケースがありました。
また企業曰く・・・
とのことでした。
3ヶ月以内、1年未満で辞めてしまった方、既に何度か転職を繰り返している方は以下の記事を参考にしてみてください!
管理職への転職
第二新卒の方は現段階ではあまり関係がないかもしれませんが、今後の知識として備えておいてください。
管理職を採用するとなると、第二新卒や中途などに比べコストが高いです。(年収も高いため)
また多くの権限を持つことが管理職の特徴でもあるため、採用企業側に与える影響が大きくなります。
そのため採用企業側は多少のコストを掛けてでも前職調査を行い、できるだけ多くの情報(パワハラはなかったか?人間関係で問題は起こしていないかなど)を収集してから判断したいというのが背景にあります。
金融業界への転職
金融業界での前職調査が一番ピンときそうですね。
おそらく想像の範疇だと思いますが、お客様の財産の取り扱いや運用のお手伝をするという業務上、「あなた」の「信用」を重視します。
金融業界での前職調査はまだまだあると聞いています。
外資系企業への転職
外資系企業の場合、日本企業ではないので採用に対して非常に慎重です。
選考時に、人事担当者から前職調査を実施すること、さらに前職調査に回答する上司や同僚などの紹介を要求するケースもあります。
ヘッドハンティングによる転職
ヘッドハンティングの場合は少し特殊です。
ヘッドハンティング=「あなた」を狙って声をかけている。
つまり、すでに前職調査をされているケースがあります。
ただし、私がヘッドハンターに話を聞いたところ、やはり今では勝手には前職調査はできない。
そのため、まずは「あなた」にアプローチをして関係性を作り、その後本格的に転職の意思を確認してから前職調査を行うとのことでした。
以前は勝手に調査されていた、ということを考えると今では少し怖いですよね。。。
特に多いのは外資系保険業界からのヘッドハンティングです。
実際に私もヘッドハンティングを受けたことがあります。大手外資系の「プル〇〇〇〇〇生命」です。
ここは有望な人材を社員が自分の知り合いなどの「ツテ」を使って、独自に声を掛けたりしてヘッドハンティングを実施していたりもします。
知り合いだからこそ、声をかける人材のことは把握していますよね。
これもいわば「前職調査」とも言えるわけです。
前職調査の有無を確認する方法
ケースごとでご紹介しましたが、実際に「あなた」が応募する企業が前職調査をされるのか、事前に把握しておきたいですよね。
<有無の確認方法>
①応募企業に直接確認する
②転職エージェント経由で確認する
基本的にはこの2つの方法しかありません。
ですが、①応募企業に直接確認する
って選択肢ありますか??
怖くてできないですよね!!
となると、②転職エージェント経由で確認する
しかないんです。
エージェントへの確認方法
「私が応募している企業で、過去に前職調査が行われた事はありますか?また直近で行われたという話はありますでしょうか」
とエージェント側へ確認すればOKです。
一つ私から提言させて頂くと、転職活動をする上で転職エージェントへの登録はされていると思います。
ですが、第二新卒あるいは20代のみなさん。
その転職エージェントは「あなた」に合っている転職エージェントですか??
確かに転職を考える上では転職エージェントに登録・活用することは間違っていません。
ここまでは様々なサイトでも書かれていますよね。
但し、注意が必要です!!
「とりあえず」「なんとなく」で大手総合型転職エージェント(リクルートやdoda等)に登録していませんか?
「転職エージェント おすすめ」とかで調べると、まぁ「リクルートやdoda」が検索で出てきますよね。さらにCMや広告があるので、どうしても大手だからと登録してしまいがちです。
心当たりはありませんか??
それが転職失敗の一番の原因なんです。
ぶっちゃけ
なぜ「リクルートやdoda等」いわゆる総合型転職エージェントでは転職に失敗してしまうのか?その理由も詳しく以下のページで解説しておりますので、私がおすすめする転職エージェントと合わせて参考にしてみてください。
⇒第二新卒おすすめ転職エージェント12選!ランキングでわかる!
第二新卒における前職調査まとめ
基本的には前職調査をされることはほとんどありません。ですが、完全にされないとも言い切れないのが現実です。
注意ポイント
◆個人情報取り扱い説明時に注意
◆退職時には円満退社
◆書類選考・面接時に「嘘」の記述・回答はNGです。
特に「嘘」は「嘘」一つで「あなた」の大事な可能性を失いかねません。
どうしても第二新卒の方はキャリアが浅いので自分をよく見せようとしてしまいがちですが、その必要はありません。
第二新卒は今、非常に需要が高く、企業が注目しています。ということは裏を返せば第二新卒同士の競争率は少し高くなっていると言えます。
確実に転職を成功させるならば、dodaやリクルート等の総合型転職エージェントではありません!!
第二新卒特化型の転職エージェントに登録してください!
転職前の注意
第二新卒は新卒時同様に、大手総合型転職エージェントに登録しがち。しかし、記事内で転職エージェントの裏側をご紹介しましたが、実は大手総合型転職エージェントの活用が第二新卒転職の失敗で最も多い原因の一つ。
そのため、第二新卒は「第二新卒特化型転職エージェント」に登録する必要がある。
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でわ!MrダービーBoyでした。