現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
派遣社員や契約社員と世の中には正社員以外にも様々な働き方があって迷ってしまいますよね。
そこで契約社員になるってどういうこと?
「契約社員とは・働き方・収入面」の3本立てで派遣社員・正社員との違いを詳しく解説していきます!
◆目次
契約社員とは?
契約社員には実は定義はありません。
ただ強(し)いていうならば・・・
<契約社員とは>
予め勤務条件を合意した上で、雇用期間の決まった有期雇用契約を結んだ社員。
雇用期間は1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月契約など企業によって様々ありますが、共通している点はいずれも「契約更新」があるということです。
覚えておこう!
1度の更新では最大3年の期間までと決められており、企業は契約期間内であれば契約社員を正社員同様に扱う必要があり、契約社員側もやむを得ない事情がない限りは契約期間を遵守する必要があります。
実際のところ、最大3年の期間で契約するケースはかなり稀で、一般的には6ヵ月〜1年契約がメインです。
ちなみに2018年は契約社員にとっては大きな転機を迎える年ってご存知でしたか??
<2018年は転機>
平成25年(2013年)4月から改正労働法契約法で、非正規労働者に分類されている契約社員は、繰り返し契約更新を行い5年を超えた場合には無期労働契約に切り替えることができるようになっているんです。
つまり、2013年からちょうど5年が経つ2018年は契約社員にとって転機となるんです。2013年4月の時点で契約社員であれば5年経つ2018年が最初の第一陣となるんです。
ただし、無期労働契約というのはまだ未整備な部分も多く、しっかりとメリット・デメリットを見極め「あなた」に合う選択をしなければなりません。
契約社員と派遣社員の違い
最大の違いは「雇用主」です。
<雇用主の違い>
◆契約社員:勤務先企業からの直接雇用
◆派遣社員:派遣元の派遣会社
<その他の違い>
雇用主の違いによる影響が出てきます。
◆福利厚生面が雇用主の適用となる
◆有給取得
◆ボーナスの有無
つまり、契約社員であれば勤務先企業と直接雇用のため、給与形態・福利厚生等が勤務先企業に準ずるのに対して、派遣社員の場合には派遣元の派遣会社との雇用となるため、派遣元の派遣会社に準ずるということになります。(間接雇用)
また気になる有給取得とボーナスですが、それぞれ解説いたします。
派遣社員との違い:有給取得
契約社員は勤務先の就業規則で認められている分は有給を取得でき、所定の日数以上の勤務で正社員と同数の有給も取得可能です。
派遣社員との違い:賞与(ボーナス)
ボーナスについては法律で定められているわけではないため、契約社員だろうと企業の業績によっては出ないこともあります。
ただ、一般的に登録型派遣社員の場合はボーナスは出ません。そのため契約社員の方がボーナスがもらえるチャンスが多いです。
そもそも、契約社員の場合には、企業側と直接雇用を結ぶわけですから交渉次第ということになります。
最初の契約が肝心と言われる所以ですね。
ちなみに派遣社員には2種類あるのをご存知ですか?
上述でも少し出ましたが「登録型派遣」と「無期雇用派遣(常用型派遣)」です。
ボーナス面でいうと「登録型派遣」は一般的には出ません。逆に「無期雇用派遣(常用型派遣)」の場合には派遣会社と直接雇用形態を結ぶために出る企業もあります。
ここが少しややこしい部分でもあるのですが、簡単にまとめると。
まとめ
契約社員:勤務先企業と直接雇用になるため、企業によってはボーナスが出る。
登録型派遣:派遣元の派遣会社との間接雇用となるため、ボーナスは一般的にはでない。
無期雇用派遣:派遣元の派遣会社との直接雇用となるため、派遣会社によってはボーナスが出る。
※「無期雇用」というのは2018年から導入が開始された。
上記のように、契約形態によって大きく異なるので注意してください!
登録型派遣と無期雇用派遣の違いを詳しく知りたい方は以下を参考にしてみてください。
派遣社員との違い:就業時間
基本的に契約社員も派遣社員もフルタイム勤務(一般的に8時間労働)です。
どちらも基本的には「残業は無し」というのが前提にはありますが、契約社員は残業があり、「月給制」が多く直接雇用を結んでいる企業から超過した分は残業代として支給もあります。
また派遣社員の場合には原則残業はありません。派遣社員は基本的に「時給制」のため残業があった場合にはその分の割増賃金を派遣会社が支払う必要があります。
そうなると派遣会社としては余計な経費を計上することになるため残業をさせることを好みません。ゆえに、派遣社員は定時上がりを前提としているため、職務内容もそこまで難しいものではないケースが多いんです。
契約社員と正社員の違い
企業によって異なりますが、転勤や異動がない場合が多いです。
さらにフルタイム勤務ではない場合(契約によって時短も可)には、正社員では禁止していても、契約社員の場合は副業が認められている会社もあります。
また契約社員と正社員で賞与の支給の有無や基準が異なる会社も少なくありません。
もちろん、正社員と契約社員の大きな違いは契約期間があることです。
日本の場合、正社員を解雇するための条件が厳しいため、実際に解雇されることは多くはありません。
しかし!!
有期雇用の契約社員の場合、契約更新のタイミングで継続されない可能性は企業の業績等にもよるため覚悟しておく必要があります。
ポイント
契約の内容によっては、時給制となることもあります。その場合、休みの多い月だと給与が減ってしまうこともあります。
「月給制」と「時給制」の大きな違いはこの点と言えます。
契約社員の収入面3つの特徴
正社員との違いがでやすい3つの特徴があります。
<正社員との違い>
①賞与(ボーナス)
②昇給
③退職金
それぞれ順番に違いを説明していきましょう!!
正社員との違い:賞与(ボーナス)
正社員の場合でも企業業績や個人業績によってその額が変動しますし、場合によっては「出ない!」なんてこともあるにはあります。
法律で定められているわけではないのが、残念ですよね。
また契約社員の場合、そもそも賞与が出ない会社もあり、支給される場合でも個人の業績が反映されないことの方が多いんです。
正社員との違い:昇給
契約社員として専門性の高い業務を任されていたり、期待される成果を上げていたりとある程度評価を受けていると、契約更新の際に昇給されるケースは少なくありません。
ただそうした評価を受けている方は、昇給うんぬんよりも、「正社員にならないか?」と声をかけられる事も多いです。
もっとも正社員の場合、定期昇給が定められている会社もありますし、上り幅という点ではやはり正社員に軍配が上がってしまいます。
正社員との違い 退職金
正社員の場合でも退職金がない会社もありますが「契約社員のみ退職金がない」という会社も少なくありません。
正社員で退職金なしという会社は正直私はオススメしていません。
だって、将来不安ですし、働いてきたのに退職金ないってなんかむなしいですし、退職金がない会社は正直ブラック企業と疑ってかかってもOKなくらいです。
また少し特殊ですが、3年間の契約期間終了時に支援金という形で退職金を支給する会社も世の中にはあります。
それも企業によって様々ですので、転職時にそういった点も確認しておきたいところです。
契約社員の働き方3つの特徴
正社員との違いを3つの特徴から解説していきます。
<正社員との違い>
①勤務時間
②仕事内容
③身に付くスキル
となります。
正社員との違い:勤務時間
月給制や年俸制の場合は、正社員と同じ程度残業を行うこともあります。
時給制の場合は正社員の勤務時間と違いがあり早く帰る働き方ができるケースがほとんどです。
そのため、時給制の場合であれば「あなた」のプライベートな時間を持ちつつ、仕事をすることが可能です。
特に育児のあるお母さんにとっては向いている働き方と言えます。
正社員との違い:仕事内容
仕事内容については、企業により様々です。
意外と企業側にしっかり見られているという点は注意しておかなければなりません。でないといきなり「契約更新しない」と言われかねないのが正社員以外の働き方の大きなデメリットでもあります。
また正社員よりもスキルがあり、仕事を頼まれているという状況だが、給与は正社員の方がもらっていて「やるせない」というジレンマを抱えている方も大勢いらっしゃいます。
そうした方はやはり正社員を目指す、あるいは転職をするということで解決する方がほとんどなのが、今の転職市場の現状です。
というのも以前に比べて転職がしやすくなった環境だからとも言えます。
正社員との違い:身に付くスキル
仕事内容でも少し解説しましたが、企業によっては契約社員に対して教育コストをかけない傾向があります。
それに比べて正社員の場合には、研修制度を受けることができたり、OJTがあったりと充実していることがほとんどです。
そのため、契約社員より正社員の方がスキルを身に付ける機会が多く、さらにプロジェクト等に参加し挑戦する機会も多いのです。
キャリアアップという面で見れば圧倒的に正社員の方が良いと言えます。
ぶっちゃけ契約社員の給与は!?
せっかくなので、実際どの程度が相場なのかご紹介します。
<契約社員の場合>
「月給10万〜20万未満」が最も多いと言われています。
ちなみに、
<正社員の場合>
「月給20万〜30万未満」が最も多いと言われています。
さらに賞与(ボーナス)も上乗せとなると、収入面での差は出てきてしまいます。
最初にも言いましたが、契約社員は企業と直接雇用を結びます。
そのため、給与については予めしっかりと交渉することをオススメします。
ポイント
企業によって年俸制や月給のところもありますが、基本的には時給計算が多いんです。
契約社員になる方法
どうやって契約社員になればいいのか?
転職をする人もこれから就職を考えている人も最初にやることはただ一つです。
転職エージェントに登録をしてください。
求人票が掲載されている転職サイトではなく、あくまでしっかりとエージェント(専任担当)が付く方を選んでください!
書類の添削や模擬面接など様々なサポートが付くので、特に初めて転職活動をされる方は力強い味方になってくれます。
また「あなた」に合った求人を厳選しておすすめしてくれるので、自分で探す手間も省けます。
自分で求人を探すよりもプロの目線で選んでもらった方が良いですからね!
とにかく派遣や契約社員などを検討していて、まだ業種などを決めかねている場合には以下のページを参考にしてみてください!!
⇒派遣向けおすすめ転職エージェント16選!業種別にプロが厳選!
契約社員・正社員・派遣との違いまとめ
本記事のまとめをしておきます!
<契約社員とは>
予め勤務条件を合意した上で、雇用期間の決まった有期雇用契約を結んだ社員。
1度の更新では最大3年の期間までと決められており、企業は契約期間内であれば契約社員を正社員同様に扱う必要があり、契約社員側もやむを得ない事情がない限りは契約期間を遵守する必要があります。
<契約社員と派遣社員の違い>
【雇用形態】
◆契約社員:勤務先企業からの直接雇用
◆派遣社員:派遣元の派遣会社
【その他の違い】
◆福利厚生面が雇用主の適用となる
◆有給取得
◆ボーナスの有無
<契約社員と正社員の違い>
①賞与(ボーナス)
②昇給
③退職金
④勤務時間
⑤仕事内容
⑥身に付くスキル
<契約社員のぶっちゃけ給与>
「月給10万〜20万未満」が最も多いと言われています。
ちなみに正社員の場合には、
「月給20万〜30万未満」が最も多いと言われています。さらに賞与(ボーナス)も上乗せとなると、収入面での差は出てきてしまいます。
如何でしょうか。
契約社員に向いている人
- 結婚や子育ての後はフリーで働きたいという方
- 元から短期間だけその会社の職員として働くことを予定している方
特に第二新卒の方には、契約社員から正社員を目指すのではなく、出来ることならば「最初から正社員を目指す」ことをオススメしています。
理由は、現在企業は第二新卒の募集に力をいれており、さらに、第二新卒でも新卒扱いとしてみてくれる企業も増えてきているからです。
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でわ!MrダービーBoyでした。
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