現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
サラリーマンが転職する事が一般的になってきた現代、公務員から民間企業へ転職を検討している方も年々増えてきました。
上記の内容に沿って現役キャリアアドバイザーが解説します!
特に公務員から民間への転職を迷っている方は④で一歩前に踏む出せると思います。
◆目次
公務員の民間企業へのイメージ
現在、公務員の方は民間企業に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
このイメージ、、、意外と現実とは違う可能性もあるんです。
こんなイメージをされていませんか??
他にも様々なイメージをお持ちだと思います。
今公務員の方は民間企業への多少の憧れや、公務員に対しての不満等を抱えているからこそ転職したいと思いますよね。
ですが!!
公務員から民間企業へ転職をして後悔した。という方も当然いらっしゃいます。
私がキャリアアドバイザーとして実際に相談に来た方で多かった後悔の理由を抜粋しましたので、現在民間企業への転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください!
後悔する理由①企業風土が合わない
民間企業からみると、役所の組織風土はかなり独特です。少しお堅いイメージがあると思います。
公務員から民間企業へ転職した際には、職場の雰囲気というのはガラッと変わるので戸惑うことも多いです。
後悔する理由②勤務時間が長い
公務員と言えど、残業があることはあると思いますが、それでも割と勤務条件には恵まれているケースが多いです。
そのため、残業時間が多い(拘束時間が長い)などを感じやすく公務員のままの方が良かったのでは。と後悔する方も少なくはありません。
また転職した企業がブラック企業だった場合には残業時間が支払われずに「サービス残業」となることもあり、転職失敗というリスクもあります。
後悔する理由③完全週休二日制ではない
転職した企業にもよりますが「完全週休二日制」ではない可能性もあります。
例えば、「第三土曜日は出勤」としている企業もあったりします。その点は公務員と異なり、転職先によっては休日の少なさに順応出来ずに後悔してしまうということも起こり得ます。
ちなみに!!
<週休二日制とは>
「月に1回以上、週2日のお休みがある」ということです。
例えば。
「日曜日が固定休日だとした場合、1ヵ月の内、第2週の水曜に休みが1回ある」
といったニュアンスなんです。
その以外の週は日曜日の固定休日のみということです。
<完全週休二日制とは>
「毎週2日のお休みがある」ということです。
例えば。
「毎週土曜日、日曜日が休み」といったニュアンスです。
どちらが良いかは一目瞭然ですよね。
もう一点アドバイスですが。
完全週休二日制でも、土曜日・日曜日が固定休日とは限りませんので土日固定休日かどうかはちゃんと企業に確認してくださいね!
後悔する理由④仕事についていけない
一般的に公務員が民間企業へ転職すれば仕事内容は大幅に変わります。
例えば!
経理、物品調達、施設管理などでも、1年度の支出予算に縛られながら仕事をする公務員に対して。
民間企業で営業職に転職した場合には、予算が決められ、達成か未達か。それによって仕事に対しての「焦り」という気持ちが生じやすくなります。
そのため、仕事内容になじむことができず苦労するケースも多く見てきました。すると転職を繰り返すという負の連鎖に陥ってしまう傾向にあるんです。
後悔する理由⑤スキルを活かしづらい
一般的な行政事務のスキルやノウハウを民間企業で活かせる事は少ないです。
公務員の仕事は、一部の専門職や分野がはっきりしている省庁などを除いて、3~5年程度で部署のローテーションをするのが一般的です。
そのため公務員の場合には個人として突出したスキルを磨く環境があまりないとも言えます。
また民間企業のように【適材適所】の考え方があまりなく、専門性の低さという観点から多少敬遠されがちな点は民間への転職において不利になってしまう傾向があります。
とは言え、公務員から民間企業へ転職する事は案外簡単に出来ますので心配しなくても大丈夫です!
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公務員から民間企業へ転職を決意した。あるいは転職活動を行ってみようと考えている方はぜひ以下の記事を参考にしてください!
公務員から民間へ転職するのに強い転職エージェントをご紹介しています!
後悔する理由⑥職場が遠くなる
特に国家公務員は官舎が充実しているため、無理にマイホームから通うことを選択しなければ長時間通勤を避けられます。
また市役所や区役所勤務の場合には、基本的には自分の所在地からそう遠くはないケースが多いですよね。
例えば、元々千葉県民なら千葉市役所を応募するというのが一般的です。そのため地元から離れることもなく、職場が極端に遠くなるというケースは少ないんです。
しかし!!
民間企業は、寮や社宅が用意されている会社を除き、それほど通勤時間に配慮しません。
通勤時間に1~1.5時間程度かかっている人は意外と多いです。特に今の日本は首都圏内に企業が集中しており、地方出身者の場合には通勤が苦痛と感じる方も多く、精神的・体力的に消耗してしまう場合があります。
後悔する理由⑦転勤がある
地方公務員の中で転居を伴う異動が頻繁にある人はかなり少数派です。
しかし!!
民間企業へ転職する場合には、「転勤可否」の要項が基本的には付いて回ります。
上記の<職場が遠くなる>とも少し被る内容ですが、日本企業は首都集中型となっており地方出身者にとっては、転職することにより転居が伴うケースも少なくありません。
地元を離れることに問題がなければ、大きな問題ではないかもしれませんが、転居は考えたくないという方にとっては大きな問題となる可能性もあります。
転居は考えたくないが、転職はしたいという方は、なるべく金融・保険・MRなど全国転勤が常態化している企業は避けるべきです。
後悔する理由⑧収入面の変化
公務員の給与は一流大企業と比べれば低いですが、地方企業や中小企業よりは一般的には同等あるいは少し高い水準です。
とくに地方の場合には転職により収入が減る可能性は大いにあります。
そして何より公務員の最大の魅力は身分と収入の安定性です。
民間企業の場合は、超大企業でも重大な不祥事が発覚すれば経営危機に陥り大幅な給与カット、場合によってはリストラによる退職勧奨が行われます。
最近では超大企業の倒産や民事再生もニュースになるくらいです。以前の様に「大企業だから安定」という考えは今や危険なんです。
公務員から民間への転職により「収入減・身分の安定」を失ってしまうリスクも念頭に入れておかなければなりません。
後悔する理由⑨退職金・年金が少ない
公務員はご存知の通り、退職金制度・年金は非常に手厚いです。
しかし!!
民間企業で公務員並みの退職金制度のある会社はごく一部です。また年金も今のご時世もらえるかどうかもわからない時代です。老後には2,000万円必要なんていう政府の勝手な発表もあったくらいですからね。
民間企業でもそうですが、基本的に退職金制度というのは勤続年数が長ければ長いほど退職時の退職金は多くなります。
公務員から民間企業へ若くして転職した場合には、500万~1000万単位で退職金が減る可能性も実はあるんです。
公務員から民間企業へ転職する事で、手厚い退職金制度・年金受給額が減少してしまう可能性がある!
後悔する理由⑩福利厚生が充実していない
公務員の福利厚生制度は民間大企業に準ずるレベルで整備されています。特に皆さんが注視されるのが社宅・家賃補助制度だと思います。
民間へ転職すれば、福利厚生の水準が下がる可能性も十分にあります。
マイホームを購入する場合にはそこまで大きな問題ではないかもしれませんが、割り切って定年まで公務員で完備された社宅や官舎に住めば住宅コストをかなり抑えられますが、民間の場合は社宅がないケースも珍しくありません。
また家賃補助と言っても全額でるケースは稀ですので、そうした福利厚生面からも今の水準より下がってしまう可能性があるということは覚悟しておかなければなりません。
公務員が民間企業に転職する前に現実を知る
冒頭で公務員の方が抱く民間企業へのイメージを簡単に記載しました。
逆に公務員を辞めたいという理由では・・・
<辞めたい理由>
1位 仕事がつまらない
2位 給料が低い
3位 残業が多い
となっています。
みなさんも理解はされていると思いますが改めて苦言を呈するとするならば、民間企業へ転職できたからといって解決できるとは限りません。
確かに民間企業では・・・
・仕事のやりがい
・キャリアアップ
・仲間と切磋琢磨
などなど。
公務員に比べて、これらを実現しやすいのは事実です。
ですが、中にはブラック企業があり「残業代が支払われない」なんて事もあります。
入った企業によっては、ルーティンの仕事ばかりで、公務員と変化がなく、ましてや給与まで下がったとなっては本末転倒ですよね。
そうならないためにも、もう一度真剣に考えてみてください。
公務員は民間企業へ転職すべきか相談するには?
公務員から民間企業へ転職をするということは今と環境が大きく変わる可能性があるという点は十分にご理解頂けたかと思います。
そして、同時に・・・
と悩まれたと思います。
もちろん家族があったり、一人では決められません。ましてや周りの友人などからは「もったいない」などと言われることもあると思います。
以下に20代であれば相談すべき転職エージェントを3社ご紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください!
登録自体は無料ですし、とりあえず話を聞いてみる!くらいの感覚で良いと思いますよ!
人気エージェントランキング
【3位】第二新卒エージェントneo
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それぞれのエージェントについて詳しくは以下のページを参考にしてみてください!
⇒第二新卒おすすめ転職エージェント12選!ランキングでわかる!
最終的に「転職をする!」と決めても転職エージェントに登録することがまず必要不可欠です。但し、やみくもに転職エージェントに登録をしていては意味がありませんし、それでは転職に失敗してしまいます。
転職エージェントの登録で最も重要なことは「あなた」に合っている転職エージェントに登録をすることです。
ここで言う、公務員から民間企業へ転職を希望している方に合う転職エージェントへの登録が必要で、迷っていたら相談できる!ということです。
当記事が少しでも参考になっていれば幸いです。
でわ!MrダービーBoyでした。