現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
よくこんな質問を受けます。
確かにブラック企業という言葉は世間でよく聞きますが、実際にはどんなものなのかと具体的にわからない方も大勢いらっしゃると思います。
特に新卒で入社した方は、最初の会社なわけですからブラック企業なのかどうかという判断がつかない可能性が高いんです。
まずは!!
ご自身の会社がブラック企業なのかどうか
という判断基準を持って頂くのと同時に転職を考えているならば以下の判断基準をもって企業を選定しましょう!!
◆目次
転職前のブラック企業診断
私がキャリアアドバイザーとして今までに見たり、聞いたりしてきた内容からブラック企業の特徴を13選まとめてみました。
「あなた」の今の会社に何個当てはまるか、また以下の特徴に気を付けて転職活動をしブラック企業を選ばないように注意してください。
判断基準
- 10~13個:ブラック企業
- 7~10個:限りなくブラック
- 5~7個:ブラック企業体質
- 2~5個:人によってはブラック
- 0~2個:ブラック企業とは言い難い
判断基準①残業時間が長い
ブラック企業の特徴として最もみなさんが「これだ!」と思うのが残業時間についてでしょうか。
<労働基準法第36条>
通称36(サブロク)協定=法律で認められる残業時間
「労働者は法定労働時間(1日8時間1週40時間)を超えて労働させる場合や、休日労働をさせる場合には、あらかじめ労働組合と使用者で書面による協定を締結しなければならない」
と定められています。
つまり、予め企業側と雇用者で上記を書面で結んでいなければ、1日8時間1週40時間を超えて労働させてはいけない事になっています。
仮に36協定を結んでいた場合にも、無限というわけではなく、残業時間は有限とされています。
残業時間は有限
・1週間→15時間まで
・2週間→27時間まで
・1ヵ月→45時間まで
・1年→360時間まで
と定められています。
上記からもお分かりの通り、
繁忙期に関わらず1ヵ月に45時間以上の残業がある場合はブラック企業である可能性が高く、ワークライフバランスが保たれていないケースが多々あります。
判断基準②サービス残業が多い
残業時間と相関関係にありますが、こちらもブラック企業の要素として挙げられるケースが多いです。
サービス残業という言葉の定義は非常に曖昧ですが、例えば・・・
◆上司が帰るまで帰れない
◆定時で帰れる日の方が少ない
◆みなし残業になっている
◆勤怠管理が甘い
タイムカードでの勤怠管理をしていなかったり、していたとしても定時後にすぐに打刻させるなどのケースがある場合にはブラック企業体質である可能性が非常に高いです。
定時後に打刻させて残業させているような企業も聞いたりしていますが、そういう方には私から今回の記事で何個当てはまるかなどで調査し転職を勧めたりもしています。
判断基準③休日が少ない
休日出勤が当たり前、隔週で休日出勤があったり。また転職を既に経験している方は転職サイトの求人情報と違う、また面接時で聞いていたのと違う。
そんな場合はぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
⇒転職サイトの登録で注意すべき6点!賞与・残業・休暇に騙されるな!
8時間労働で、年間休日が100~110日以下の場合はブラック企業である可能性が高まります。
休日に休暇できない企業体質は環境が劣悪なケースが多いので注意が必要です。
また、盆休みや年末年始でまとまった休日が取れない。友人たちは旅行に出かけたりと休暇を取っているのに「なぜ自分だけ、、、」と追い込んでしまう要因にもなります。
逃げ道がなくなってしまうので、この点も「あなた」自身気を付けてくださいね。
判断基準④有給が取れない
有給については、かなり議論が上がっていますし、今現在もなお議論されている内容です。
というのも日本の企業の有給消化率が海外に比べ圧倒的に低いからです。
確かに、繁忙期など業務が多い月には有給が取れないということもあるでしょう。
それはブラックだろうとホワイトだろうとどの企業にも同じことが言えます。
しかしながらそれ以外で有給が取れないということが問題なんです。
例えば・・・
◆未消化の有給が次年度へ繰越せない
◆有給推進がされていない
◆親族や友人の冠婚葬祭時にも取得できない
など。
こうした企業は企業体質的に人事部がうまく機能していない可能性があり人員が不足、あるいは離職率が高いために整備がされていないという傾向にあるためブラック企業体質の可能性が高いです。
判断基準⑤求人情報と待遇が違う
◆新卒で入社した方
◆第二新卒で転職を考えている方
◆中途採用で転職を考えている方
だいたいの方は転職サイトあるいは転職エージェントを活用し転職活動を開始しますよね。
違いについてよくわかっていない方は以下のページを参考にしてみてください!
実際に入ってみないとわからないというのがほとんどなのですが、それでも素人の方はなかなか転職サイトからなんてわかりませんよね。
心配な方は口コミサイトで転職サイト通りなのか確認した方がよいでしょう!
オススメの口コミサイト
◆《キャリコネ》
他にも「転職会議」や「VORKERS」という口コミサイトがありますが、「キャリコネ」が最も生の声を反映しており、使いやすいと評判です!
注意ポイント
ちなみに転職に関しては「転職サイト」から自ら応募して転職活動を進めるのはおすすめしません。必要なのは転職エージェントで、プロの力を借りる方が圧倒的に有利に転職する事ができます。
ただし、転職エージェントは選び方を間違えると失敗の原因にもなりますので、現役キャリアアドバイザーの私が後述で紹介している転職エージェントを検討してみてくださいね!
とりあえずご紹介だけ!
公式サイト⇒ウズキャリ ブラック排除
公式サイト⇒【第二新卒エージェントneo】
公式サイト⇒DYM就職 書類選考なし
判断基準⑥辞めたいが辞めさせてくれない
すぐに首を切るというイメージだけがブラック企業ではありません。
もっとたちの悪い企業もあります。
自分が辞めようと思っても、周りがドンドンと辞めていく。
そうするとブラック企業は、人員不足になり・・・
「君がいないと困る!会社が回らなくなってしまう!!」
などと口先だけの方便を述べてきます。
これは営業の売上目標とかの責任あるプレッシャーとは違います。
会社が回らなくなることを良いことに意味のない「あなた」を縛る無責任なプレッシャーです。
確かに「あなた」がスキルもあり重要な人物かもしれませんが、会社というのは案外「あなた」がいなくなってもなんとか回るものです。なので、無責任なプレッシャーに縛られないでください。
判断基準⑦人の回転が早い
ブラック企業の体質は労働環境が劣悪なケースが多いというのは他の項目でも説明させていただきました。
不平・不満が溜まりやすく、その分離職者も多くなっています。
でもそんなのわからない、、、という方はAmazonなどでも販売している「就職四季報」で離職率を確認するか、口コミサイトで元社員の書き込みを確認するのが一番です。
在職中であれば周りの動きはわかるかと思いますがこれから転職等を考えている方は、この離職率が極端に高ければブラック企業である可能性があるので要注意です。
判断基準⑧ネットの口コミでブラックな噂しかない
上述でも紹介しましたが・・・
オススメの口コミサイト
◆《キャリコネ》
口コミを見るならば「キャリコネ」は非常に有効です。
元社員の方が「愚痴」として書き込みをしていたりするので当たっているケースが往々にしてあります。
労働形態や給与形態などはそう簡単に変わることがないので数年前の情報だとしても信憑性が高いと言えます。
うまくリサーチしてみてください!!
判断基準⑨上司に言いたいことがあっても言えない、聞いてくれない
配属された先、上司になった人の人間性などにも左右されるのでこの部分だけでブラック企業と判断することは難しいです。
しかしながら、私がキャリアアドバイザーとして色々な方に話を伺っているとかなりの確率で上司起因の場合、ブラック企業の体質が多かったように見受けられました。
例えば・・・
Aさん:この案件をやってみたい
B課長:それは認められない
Cさん:休みを取りたいのですが・・・
D部長:なんでだ?休む暇なんてあるのか?
そういう環境にいると、いわば軽い洗脳状態になります。
ブラック企業ではない企業は周りに逃げ道があります。
例えば、今の上司ではなく、ほかの上司や例えば相談できる方に言ってみるなど。
ブラック企業の場合は、周りが麻痺している場合があり、ほかの人に相談できる環境になく、逃げ道が塞がれてしまうという
悪循環に陥っているケースが多いのです。
万が一退職を検討している方は上手く上司へ伝えるコツを以下のページでご紹介していますので、参考にしてみてください。
判断基準⑩うつ病やノイローゼ等で会社に来ない社員がいる
周りでうつ病やノイローゼの方がいらっしゃったりしていませんか。
ブラック企業の場合、過度にストレスがかかることがあり、一見普通に過ごしているように見えても、実は既に軽うつ病であったりするパターンがあります。
口コミサイトだけではなく、OBに話を伺う機会等があれば積極的に参加し社内事情等を聞くのも一つの手段かもしれません。
判断基準⑪ペナルティがある
私が聞いた中で一番ひどいなと感じたのは「在庫が余ったら商品の買取をしなければならない」というものでした。
営業マンが必死に販売しなければならない状態に持ち込み、なおかつ最終的にその営業マンに在庫を引き取らせるので実質企業にはノーダメージという最悪なやり口でした。
他には、
◆遅刻したら罰金がある
というのもありました。
このように、仕事に関してペナルティが課せられるというのもブラック企業の特徴です。
判断基準⑫ハラスメントが多い
セクハラやパワハラ、最近ではモラハラ(モラルハラスメント)も話題に挙がりますよね。
パワハラやセクハラが横行しているような企業は間違いなく「上の人間が強い」「権力を振りかざしている」体質でコンプライアンスが遵守されていない。
言い換えれば、
コンプライアンスが整備できないほどの企業と言えます。
そのため、整備されていないような企業は余裕がなく、社員にまで手が回っていないということになります。
判断基準⑬社員の平均年齢が若い
設立間もないベンチャー企業等であれば、それは当たり前の話なのでブラック企業とは言い切れません。
ただしある程度設立年数も経ち、20~30代中心で、かつ平均年齢が27~8歳くらいの場合、長く勤めにくい環境の可能性が高いです。
ブラック企業ではないにしても魅力のない会社で若手離れが進行している場合があります。
平均年齢だけではもちろん判断はできませんが、ブラック企業と疑っても良いかもしれません。
平均勤続年数もある程度口コミサイトや、求人サイトあるいは転職エージェントに聞く事でわかることがあるので、ぜひ確認してください!
ブラック企業へ転職してしまう前の注意点
現在ブラック企業に勤めている可能性があり転職を考えている、あるいは既に退職し転職決断した方には、転職活動をする前に必ず注意しておいて欲しい事があります。
キャリアアドバイザーとして20代あるいは限定して第二新卒の方の転職支援をしていると、
なぜ大手総合型転職エージェントを使っているのに転職できないのか??
こんな質問を良く受けます。
<第二新卒が転職に失敗するケース>
新卒同様に「リクルート」や「doda」など、いわゆる総合型転職エージェントに登録し、転職活動がズルズルと長引き、気づいたら時間だけが過ぎていた。
というケースで、そのままニートになってしまった。という方も私は見てきました。
なぜ転職に失敗してしまうかというと、大手総合型転職エージェント(リクルートやdoda等)ではターゲットユーザーが多岐に渡ります。
つまり!!
同じ求人に中途であったりとライバルがとても多くなります。もちろん求人を出している企業はある程度「求めている人材」がいるのですが、それが第二新卒とは限りません。
確かに深刻な人材不足の背景から第二新卒を採用する企業は増えてきていますが、だからといって中途の採用を減らしているわけではありません。
ぶっちゃけ
エージェント側(私の様な存在)の裏側をぶっちゃけますと、インセンティブ(成果報酬)は転職活動者の年収の何%か。です。
中途採用の方が年収は高くなりますよね?
そうするとエージェントは自分のインセンティブ(成果報酬)を多くもらいたいので、必然的に中途の方を斡旋します。
まさにこれが第二新卒が総合型転職エージェントで転職を失敗する大きな要因なんです。
だからこそ、私は総合型転職エージェントではなく、元から第二新卒に特化している転職エージェントをご紹介・おすすめしています。
第二新卒特化型転職エージェントに求人を出している企業は「そもそも第二新卒取りますよ!」と言っているんです。そのため、総合型転職エージェント(リクルートやdoda等)に登録するくらいなら第二新卒に特化している転職エージェントに登録する方が圧倒的に有利です。
もし今まさにこの記事を読んで、「あなた」に「当てはまっている」「当てはまりそうだった」という方は以下におすすめする第二新卒特化型の転職エージェントで転職活動を進めてみてください!
ブラック企業排除の転職エージェント3選
転職活動をしている方もこれからの方も基本的には一人での転職は不可能に近いです。ほとんどの方が何等かの転職エージェントに登録をし転職活動をスタートします。
上述で第二新卒が大手総合型転職エージェント(リクルートやdoda等)に登録することの危険性についてはご理解頂けたかと思います。
そこで確実にブラック企業を回避する転職エージェントを以下に3選ご紹介しておきます!いずれもブラック企業排除を徹底しており、求人を厳選しているので非常に安心感・安定感があります。
『ウズキャリ』(ブラック排除)
こんな方におすすめ
- 全ての20代
- 手厚いサポートが欲しい方
- ブラック企業を絶対避けたい方
- 経歴・学歴に自信がない方
- 書類選考に自信がない方
- 内定が確実に欲しい方
イチ押しポイント
登録完了まで30秒!内定率86%!書類通過率87%以上!一人当たりのサポート(カウンセリング、面接対策、書類添削など)の時間は平均で20時間!
登録から正社員までの期間が一か月!最短で2週間とスピード感と丁寧さを兼ね備えた充実の転職エージェントです!
ブラック企業排除の徹底が最大の魅力!
特にブラック企業排除にはかなり力を入れており、離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態など厳しい基準を設けています。
「とにかくブラック企業はもう嫌だ!」という方は登録しておいて間違いない転職エージェントの一つです!
もっと詳しく
『第二新卒エージェントneo』
こんな方におすすめ
- 18~28歳まで
- 第二新卒、中卒、高卒、大学中退、既卒、ニート・フリーター、海外留学から帰国後、就職浪人、公務員試験からの民間企業就職への切替、キャリアアップ
- ブラック企業を避けたい方
- 経歴・学歴に自信がない方
- 未経験職種へ挑戦したい方
イチ押しポイント
登録はなんと30秒!正社員求人100%!経歴・学歴不問!短期離職、未経験職種OK、ブラック企業排除、スタッフがほぼ全員第二新卒経験者。
キャリアカウンセリングがまたミソで過去の経験や学校での過ごし方、就職活動の経験や部活動から「あなた」の性格や考え方をヒアリングし、そこを踏まえた求人の紹介、将来のキャリア形成のお手伝いもしてくれます。
ブラック企業徹底排除の『ウズキャリ』や書類選考なしで面接かつ内定率96%の『DYM就職』やと比較すると少し見劣りするかもしれませんが、提携企業が1万社以上あるため、「あなた」に合う求人は見つけやすいとメリットもあります!
<WEB登録後の内定までの流れ>
ブラック企業診断まとめ
本記事のまとめをしておきます!!
判断基準
- 10~13個:ブラック企業
- 7~10個:限りなくブラック
- 5~7個:ブラック企業体質
- 2~5個:人によってはブラック
- 0~2個:ブラック企業とは言い難い
判断項目一覧
- 残業時間が長い
- サービス残業が多い
- 休日が少ない
- 有給が取れない
- 求人情報と待遇が違う
- 辞めたいが辞めさせてくれない
- 人の回転が早い
- 口コミでブラックな噂しかない
- 上司に物申せない
- うつ病やノイローゼの社員がいる
- ペナルティがある
- ハラスメントが多い
- 社員の平均年齢が若い
<おすすめ口コミサイト>
◆キャリコネ
他にも「転職会議」や「VORKERS」という口コミサイトがありますが、「キャリコネ」が最も生の声を反映しており、使いやすいと評判です!
<転職前の注意>
第二新卒は新卒時同様に、大手総合型転職エージェント(リクルートやdoda等)に登録しがちです。しかし、記事内で転職エージェントの裏側をご紹介しましたが、実は大手総合型転職エージェントの活用が転職の失敗で最も多い原因の一つです。
そのため、第二新卒は「第二新卒特化型転職エージェント」に登録する必要があります。
今もしブラック企業に勤めているかも?と思ったらそれは良い機会です。
10年後も働いていたいですか??
このページを読んで頂いたということは早く気付くチャンスです。
我慢していませんか??
もう我慢しなくて大丈夫ですよ!
あなたの会社はブラック企業です。
と言われたら少し楽になりませんか?
いろいろな人を見てきて私が感じたのは、ブラック企業に勤めている方はやはり軽い洗脳と感覚が麻痺してしまっているという印象を受けました。
だからこそ私はこの13個の判断基準を自分に問いかけ、何個当てはまるか。
それによってブラック企業を見分けることができるからです。
第二新卒の方に限らず、転職を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
でわ!MrダービーBoyでした。
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