現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
当記事をご覧になっている方は、きっとこんな方ではないでしょうか。
など事情は様々であると思います。
中には公務員を目指している(いた)方もいるでしょう。
そこで、当記事では就活浪人となってしまった方が改めて就職活動をしていく上で疑問となる「新卒扱いになるのか?」「就職浪人では就活が不利なのか」について詳しく解説していきたいと思います。
なお、まだ就職浪人になるのか、あるいは就職浪人になるのか迷われている方は以下のページでその違いをしっかりと把握しておいてください。
⇒就職浪人と就職留年の違いをメリット・デメリットで徹底比較!
◆目次
就職浪人は新卒?既卒?
さてネットで色々と調べているとよくわからなくなってしまうと思います。という私もネットを介して解説をしていますが(笑)
就職浪人となった「あなた」が改めて就職活動をする上で、自分の位置を把握しておくことは非常に重要です。
一般的に「新卒」は何で、「既卒」は何なのか。ここではっきりさせておきましょう!
新卒とは?
<新卒の簡単な理解>
高校、専門学校、大学などを今年度中に卒業する学生の事を指します。
「新卒」は実は「新規卒業」あるいは「新規卒業者」の略語になります。
一般的には就職活動等の採用シーンでは「新卒」と呼ばれることが多いです。
純粋な新卒者(今年度卒業見込みの学生)であれば、「新卒」として就職活動ができるのは今年度中しか期限はありません。
<つまり>
2020年3月卒業見込みの方であれば、「新卒」としては2020年3月までということになります。
そのため、純粋な新卒者における「新卒の期限」というのは就職活動を開始(10月スタート)してから卒業までの約6か月しか実はないんです。
既卒とは?
<既卒の簡単な理解>
「既卒」とは「学校(中・高・大・専門)を卒業したが一度も正社員として就職をしたことがない人」の事を指しています。
冒頭でも挙げましたが、こんな方は「既卒」に該当すると考えておいてください。
<既卒の対象者>
◆新卒で就活をしたが内定が出なかった
◆希望の企業に内定がもらえず就活浪人
◆公務員試験全落ちしその後卒業
◆企業に入る気がなく卒業しダラダラと過ごしていたが一念発起
など。
「既卒」と呼ばれる対象者というのは「新たに就職活動をスタートする方」という意味合いも含まれています。
注意
就職・転職市場においては、学校を卒業したから既卒というわけではなく、一度も正社員として就職した事がない人が改めて就職活動をする方を既卒と呼ぶということです。
場合によっては、ニート、フリーター、既卒フリーター、新卒ニート、既卒ニートなどと呼ばれることもあります。
もうみなさんお分かりになって頂けたかと思いますが・・・
就活浪人は「既卒」というカテゴリに属します。
そうするとこんな疑問が生まれれると思います。
上記を説明すると、とにかくサポートしていて多い質問です。
だからこそ、しっかりと「あなた」の位置を把握する事が大切で、位置を把握する事で「就職活動の始め方」の重要性がお分かり頂けると思います。
以下に解説していきます。
就職浪人は新卒扱いになる・ならない?
よく皆さんが勘違いされている事があります。
「新卒」か「既卒」の違いについては上述でお分かり頂けたかと思いますが、就職浪人中の「既卒」が「新卒扱いになるかならないか」というのはまた別問題なんです。
実は「就職浪人=既卒」が新卒採用になるのか、それとも中途採用になるのかという点は企業によって大きく異なる。としか言えません。
この点については詳しく以下のページで解説していますので、参考にしてみてください!
というのも、企業としても「就職浪人=既卒」の扱いというのは非常に難しく、就職浪人中の方の年齢によって線引きしているケースもあります。年齢による応募の仕方については以下のページをご覧頂けると、より「あなた」の立ち位置がわかると思います。
いずれにしても言えることは一つだけあります。
ポイント
卒業からの年数が多くなればなるほど、就職活動時には不利になるので、とにかく早めに就職活動をする必要がある。ということを肝に銘じておいてください。
就職活動においては「思い立ったが吉日」です!
就職浪人の既卒は就活において果たして不利になってしまうのか。という点について以下に解説していきます。
就職浪人が不利になる5つの理由
実は決して不利とは言えません。が不利と言われている理由が5つありますので、その点についてしっかりと理解しておきましょう!!
不利になる5つの理由
- 就職浪人と新卒者の基準の差
- 企業によって就職浪人の認識が異なる
- ライバルとの差別化が大変
- 就活の慣れ=慢心
- モチベーションの維持
では上記5つの理由について順に解説していきます!
①就職浪人と新卒者の基準の差
そもそも「就職浪人」という言葉を勘違いされているケースが散見されます。と言うのも大学受験においては「大学受験の浪人生」と非常に近いニュアンスとして認識されているからです。
ですが、この2つは全くの別物です。
大学受験の浪人生であれば、同じ大学に受験をすることへの抵抗感はあまりないですし、実際大学側も浪人生であろうと、皆平等に同じ試験問題を出題します。
一方で「就職浪人」の場合にはそういうわけにはいきません。当然、同じ企業に応募する事は可能ではありますが、純粋な新卒者と比べて面接で聞かれる質問は全く異なります。
「なぜ就職浪人になったのですか??」
と必ず聞かれるわけです。
この質問に対しての回答次第では面接官に対する印象・心象は大きく変わってきます。ですから、就職浪人が不利と言われている理由でもあります。
ですが、しっかりとこの質問に対する準備をしておけば、実はそこまで不利にはなりませんので、対策を練っておきましょう!!
②企業によって就職浪人の認識が異なる
「就職浪人=既卒」という時点でもその応募方法(新卒採用か中途採用か)というのは企業によって大きく異なるという点は少し触れていますが、まさにこの点です。
企業によっては、就職浪人を「1年で就職先を決められなかった人」というレッテルを貼ってしまうケースもあります。少し言葉は悪いですが「企業から評価されなかった人」と認識されてしまう事もあるというわけです。
特に大手企業への就職を検討している方はこの企業の認識によって就職が不利になってしまうというのも事実です。大手企業は純粋な新卒者を採用する傾向が強いためです。
しかし一方で就職浪人を純粋な新卒者として平等に評価する企業ももちろんあります。最近ではどちらかと言うとこの傾向が強いです。
その理由は日本の企業が全体的に人材不足に悩まされており、初めから「この人は就職浪人しているからダメ」という認識ではなく、しっかりと評価をした上で採用する方向へと変化してきているんです。
ですから、就職浪人が不利になるという側面はもちろんあるものの、必ずしも就職浪人が不利になるとは言い切れないのが、現在の市場となっています。
③ライバルとの差別化が大変
仮に新卒採用で選考を進めるとして、そのライバルは「純粋な新卒者」「あなたと同じ就職浪人」となります。
また中途採用で選考を進めるとした場合には「転職活動者」「あなたと同じ就職浪人」となります。
純粋な新卒者の場合には「大学で何をしてきたのか?」と質問をされたとして、就職浪人へは先ほども挙げた様に「なぜ就職浪人になったのか?」と質問のレベルが異なります。
ぶっちゃけ「大学時代に何をしてきたか?」なんて言うのは、割と一様な答えばかりです。ですが、面接官はその点については特に意識を集中させてはいません。どちらかと言うと、「質問に対する受け答え」を重視しています。
しかし一方で就職浪人の場合には「なぜ就職浪人になったのか?」という本質を突いてきます。面接官としては非常に興味のある質問になりますから。
面接官が求める回答の質が求めれる傾向が強いため、ライバルとの差別化が非常に大変になってきます。それこそ、特徴のある特技や強みがあればライバルとの差別化を図ることは出来ますが。
さらに、あなたと同じ就職浪人も同様の質問をされているわけです。その中で面接官に対して好印象を与えなければなりませんので、回答次第では不利になってしまうと言えます。
ですから面接官に対して好印象を与えるように面接時の逆質問についてもしっかりと準備しておくことをおすすめします。
④就活の慣れ=慢心
「就職浪人=既卒」を採用する企業が増えているという市場動向もあります。つまり就職浪人であろうと、書類選考では落とされにくくなってきています。
そのため「去年よりも書類選考が通るな!楽勝ムードだ!今年はいけそう!」と慢心してしまうケースが多いです。
実際私の元に相談に来る方で、まさにこの慢心から就活に対する姿勢がダラけてしまい全滅してしまった方もいました。
「慣れ」というのは怖いもので、人間は「慣れ」てしまうと、それ以上の行動を起こしにくい生き物です。ですから純粋な新卒者などに比べて「就活に対する姿勢」が異なり、実は就職浪人が自ら不利な方向へと進んでしまうということもあります。
ただこの点はしっかりと市場動向を理解しておくことで、「あっ、ただ単に書類選考が通りやすいだけだな」とか「人材不足だから選考はとりあえず進んでいるな」と認識している事で、自らを不利に陥れることはなくなります。
⑤モチベーションの維持
大学受験で浪人した方はわかるかもしれません。
また1年待たなければいけない。と考えると気が重くなりますよね。それは就職浪人にも言えることです。
就職浪人が新卒採用として就活を進めていく場合には、仮に10月から就活が始まったとしても内定が出るのは1.2月、そして入社は4月からです。
この1年間、ずっと就職に向けてのモチベーションの維持する事って結構大変なことです。それこそ、好きなことであれば続きますが、就職は人生が関わってきます。
そのため、不安になったり周りからのプレッシャーがあったりと情緒不安定になりやすいです。そんな中モチベーションの維持するというのは本当に大変です。
特に周りの同期が社会人として働いているのに、自分はまだ就職浪人中でどんどん差が出来ちゃうな。というのは私が相談を受けていて最も多い悩みや不安、そして嫉妬でした。
ですから、このモチベーションの維持について言えば、鉄のハートを持っていない限りは不利になってしまうと言わざるを得ません。
就職浪人が新卒扱いで就職する方法
就職浪人中の「既卒」が改めて「新卒採用枠」での就職活動をスタートしようと考えた時にどのように始めれば良いかということを現役キャリアアドバイザーが解説します。
実は就活においては、転職と同様に始め方(入口)は同じです。既卒の就活の始め方ややり方については以下のページで詳しく解説していますので、必ずご覧になってください。
結論から言うと、応募方法や「あなた」が「新卒採用」として進められるのか、求人を紹介してもらう等を私の様なプロ(エージェント)に任せてしまう!ということです。
つまり就職エージェントに登録・活用するということです。
ここまでは他のサイトでも書かれている事ですよね。
但し注意が必要です!!
このエージェントが就職活動の一番最初であり、決して選び方を誤ってはいけないんです!
「とりあえず」「なんとなく」で大手総合型就職エージェント(リクルートやdoda等)に登録していませんか?あるいはしようとしていませんか。
「既卒 就職エージェント おすすめ」とかで調べると、まぁ「リクルートやdoda」が検索で出てきますよね。さらにCMや広告があるので、どうしても大手だからと登録してしまいがちです。
心当たりがあると思います。
しかしそれが就職失敗の一番の原因なんです。
注意ポイント
就職エージェントは必要ですが、「あなた」の属性に合った就職エージェントへの登録が必要!
・第二新卒なら第二新卒特化型へ
・ニートならニート特化型へ
・既卒なら既卒特化型へ
ということです。
なぜ「リクルートやdoda等」いわゆる総合型就職エージェントでは就職に失敗してしまうのか?その理由も詳しく以下のページで解説しておりますので、私がおすすめする就職エージェントと合わせて参考にしてみてください。
⇒既卒向けエージェントおすすめ5選!未経験・職歴なしでもOK!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
就活浪人となってしまったら「新卒扱いではなくなる」と思われる方もいれば、いやいや「新卒でしょ」という方も当然います。
結論から言ってしまえば、「新卒扱い」されることがほとんどです。ほとんどと言うのも企業によって実は新卒扱いの条件が異なったりするからなんです。
とは言え、8割以上は新卒扱いといったイメージです。
いずれにしても就職を目指すのであれば、就職エージェントに登録し一度プロに相談する事が最も就職への近道となります!
新卒時の就職活動では使えなかったプロの力を借りることができるのは、非常に楽に進めることができ、「新卒時の就活ってなんだったの?」となるケースもかなり多いです。
しっかりと就職浪人である「あなた」自身の立ち位置を把握し、なぜ不利になるのかと言うことを理解した上で就活を進められるかどうかというのは非常に重要なことです。
当ページが少しでも役立てば幸いです。
でわ!MrダービーBoyでした。
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