現役アドバイザーのMrダービーBoyです。
ニートを抜け出そう!社会復帰したい!と一念発起したものの、何から手を付けようかと途方にくれてしまう事も多いと思います。
職歴も資格も学歴にも自身がないし、ましてや今更コミュニケーションなんて取れるのだろうか。と引きこもりがちになってしまう方も多いと思います。
そこで手始めにハローワークの職業訓練に目を付ける方も大勢いらっしゃると思います。
職業訓練について理解をした上で、なぜニート・フリーターにおすすめしないのかということを主に上記6点でどこよりも詳しく丁寧に解説していきたいと思います!
◆目次
職業訓練とは?
年間40万人以上の方が利用しており、近年ではニートの増加により年間利用者数は増加傾向にあります。
国や各都道府県など自治体が運営している再就職をサポートする公共職業訓練や講座を行う機関です。
<分類すると>
◆「離職者訓練(ハローワークの求職者)」
◆「在職者訓練(在職労働者対象)」
◆「学卒者訓練(中学、高校卒業者対象)」
と3種類に分かれます。
さらに「離職者訓練」は、雇用保険受給者向けの「公共職業訓練」と雇用保険受給対象外者向けの「求職者支援訓練」に分かれています。
まずは「あなた」がどの分類に当てはまるのか確認する必要があります!その上で当ページを読み進めて頂ければ理解しやすいと思います!
↓下図をご覧ください↓
ポイント
簡単にいえば、ハローワーク(公共職業安定所)が主催している、無料で受けられる学校のような授業・訓練です。労働者やこれから職を得ようとする人が、仕事に必要な知識や技能を身につけるためのものと覚えておきましょう!
ちなみに!!
簡単に言うと
失業した場合の給付や育児休業手当や介護休業手当等の各種手当、助成金等がある国の制度です。一番身近なものは、失業時に給付される失業等給付(基本手当)を始めとした給付金制度の事!
なお、職業訓練をおすすめしていないということもですが、実はニートやフリーターではハローワークで就職する事は非常に難しいという現実もあり、私はハローワークをおすすめしていません。この点については以下のページを参考にしてみてください!
⇒ニートがハローワークで就職が難しい3つの理由!就職するには?
職業訓練の利用方法は?誰でも利用できる?
職業訓練は望めば誰でも利用する事ができるのでしょうか。
<職業訓練の利用と条件>
まず職業訓練を利用するには、職業訓練校に入学する必要があります。
入学の条件としては。
「受講開始日から遡り1年以内に公共職業訓練を受講していない」「ハローワークに求職申し込みをしている方」となっています。
また。
職業訓練校やコースによっては入学に面接や書類選考、筆記試験、適正検査がある場合があり、人気のコースは倍率が高く入学できないケースもあるんです。
基本的には誰でも利用する事が可能で、入学できないケースは一昔前にはあまりない現象でした。
というのも近年ニートが増加したことにより、なかなか就職できない方がスキルアップを図るため、職業訓練を受講するという選択肢が注目され、資格を取得できるコースは人気が高く、入校倍率も上昇傾向にあるためなんです。
そう思われる方もいらっしゃると思います。
でもそんなことはありません!!
失業保険受給資格者(雇用保険の被保険者)でない方、職歴のない方は特定求職者となり、「求職者支援訓練」、「公共職業訓練」を受講することができます。
しかし注意が必要です!
そもそも!!
実は一定の条件を満たすことで月額10万円の職業訓練受講給付金と交通費を受け取ることができるんです!
条件は以下の通り
- ハローワークを通じて職業訓練に通うこと
- 本人の収入が8万円以下となっていること
- 雇用保険に入っていないこと
- 世帯収入が年300万円以下、月25万円以下であること
- 世帯の金融資産が300万円以下であること
- 今住んでいるところ以外の土地、建物の所有がないこと
- すべての訓練日に出席していること(遅刻・早退もNG)
- 世帯内に職業訓練受講給付金を受給している人がいないこと
- 過去3年以内に不正行為などで給付金の支給を受けていないこと
「あなた」が当てはまるかどうかも一度確認しておく必要があります!
職業訓練にかかる費用は?
Q&A形式で解説しましょう!
入学金や授業料は基本的にかかりません!但し、「あなた」が受講するコースによっては月1万円程度の授業料が発生する場合もありますので、確認しておきましょう!
テキストもコースによって配られますが、基本的には実費負担となっています!
受講手当は40日まで1日500円、交通費が支給されますよ!
職業訓練校の入学日に雇用保険の受給資格者である場合、公共職業訓練を受講している間の失業手当は訓練終了まで延長し給付されます。また失業保険の受給資格がない場合には、職業訓練受講給付金の支給要件に該当すれば、職業訓練受講手当と交通費が支給されるようになります。
相談で多かった質問等をざっくり解説しました!
いずれにしても、「職業訓練」を検討している方は一度問い合わせる必要があるということを肝に銘じておいてくださいね!
職業訓練を受けるメリットは?
実際に職業訓練を受けることでニート・フリーターの方にどんなメリットがあるのか。
5つのメリット
- 資格取得・スキルアップで採用が有利に!
- 履歴書に記載する事ができる
- 規則正しい生活になる
- 費用負担が少ない
- 同じ境遇の人がいる
詳しくは以下の通りです。
①資格取得・スキルアップで採用が有利になる
「職業訓練」はいわば学校なので、受講完了後には資格の取得が出来ていたり、根本的なスキルアップ(社会人で必要なPCスキル)を図ることでできます!
②履歴書に記載する事ができる
職業能力開発促進法において規定されている厚生労働省管轄の公共職業施設である職業訓練校は、受講歴を履歴書へ記載することができます。
そのため、職歴のないニートの職歴欄を空白にすることなく埋めることができます。
③規則正しい生活になる
ニートや引きこもりにありがちな夜型の生活を改善する事ができます。
社会人になれば、嫌でも朝起きて仕事へ行き、夜はきちんと寝るという規則正しい生活をすることになります。
社会復帰を目指す上で非常に重要な点でもあります。
いきなりは生活習慣というのは変えられないですからね!
なお、現在引きこもりになってしまっている方は理解していると思いますが、その悲惨な末路を改めて理解し、現状を打破出来るように一度考え直してみてください。
④費用負担が少ない
<職業訓練にかかる費用>でも解説していますが、費用負担はテキスト代だけであったり、受講コースによっては月1万円程度で受けることができるので、非常に安価です。
職業訓練受講給付金受給者は支給が認められれば月額10万受け取ることもできるので、メリットはあります。
⑤同じ境遇の人がいる
「職業訓練校」は何度も言いますが、「学校」みたいなものです。
さらに受講している方は同じような境遇の方ばかりです。そうした点では「仲間」ができる可能性もあり、切磋琢磨しながら社会復帰を目指せるという点はメリットです。
なお、「学校」と言いましたが実は現在「職業訓練校」ではなく、プログラミングスクールを利用する方もかなり多くなってきました。
その背景には今後確実に伸びていく市場であるIT業界への就職を目指し、予め手に職を付けておくことで将来的な安定を図る傾向にあるからです。
実際、エンジニアやプログラマーは人材不足になっており、求人数も多く高給な職業へと変化してきているからです。
完全無料であったり、就職支援付きのプログラミングスクールもありなすので、興味のある方は詳しくは以下のページを参考にしてみてください!
ニート・フリーター職業訓練をおすすめしない3つの理由
さて、ここまで「職業訓練」について解説してきましたがいよいよ本題です。
これだけ書いておいて!!
と思うかもしれませんが、これだけ書いたおかげでお読み頂いている方も「なんとなく職業訓練って面倒そうだな」と思われたのではないでしょうか。
まさにその通りなんです。
<おすすめしない3つの理由>
①手続きが大変
②倍率が意外と高い
③就職の保障がない
では職業訓練をおすすめしない理由を具体的に解説していきます!!
おすすめしない理由①手続きが大変・面倒
実はハローワークで簡単に手続きができると思ったら大間違いです!!
職業訓練窓口で受講の意思を伝え、求人情報を探す、職業訓練校に通うことが必要と認められたら申込書を受け取りますが、証明写真の用意や志望動機など記入事項が多いため当日中の提出は難しいです。
さらに全て記入して正式な申込書を職業訓練校へ提出し、試験と面接を受けて入校が決定。
この時点で「面倒くさい」と思って断念する方も多くいらっしゃいます。
おすすめしない理由②倍率が高い
近年ニートやフリーターが増加する一方で、職業訓練が注目を集め倍率が上がっている傾向にあることは当ページでお伝えしました。
希望する資格を取得するための職業訓練校に申込をしても入校するためには高い倍率を通過する必要があります。
もちろん受講コースにもよります。
就職に直結しやすい資格(ITスキルなど)は人気が高いため入校することすらできないというケースが少なくありません。
先ほどもチラッとご紹介しましたが、ITスキルの資格は非常に人気があり、職業訓練ではなく個人的にはプログラミングスクールをおすすめします。
だからといって簡単に入校できるコースを適当に選んでしまっては、就職への意欲も失われてしまうので絶対に選択してはいけない一手です。
おすすめしない理由③就職保証はない
職業訓練校で学び資格を身に着け卒業したら次はいよいよ就職!
しかし「いざ就職!」と応募しても「書類選考すら通過しなかった」と私の元に相談にくるニートやフリーターの方も少なくありません。
まず大前提として職業訓練校を卒業し資格やスキルを身に付けたとしても、すぐに就職先が見つかるわけではないということを理解しておいてください。
ましてや資格をとったからといって、その資格を活かした仕事につける保証も有りません。もし資格を活かした就職ができなかった場合は、職業訓練校へ通っている期間がブランクとなり。
「何のために職業訓練校で資格を取得したのですか?」
と面接官に聞かれた時にはぐうの音もでなくなってしまい、就職活動が不利になってしまう可能性もあるんです。
職業訓練ではなく就職エージェントを使う!
ニート・フリーターの方には「職業訓練」つまりハローワーク自体を使うことをおすすめしません。
この点については以下のページをご覧ください。
⇒ニートがハローワークで就職が難しい3つの理由!就職するには?
となれば就職自体諦めてしまうというケースも幾度となく見てきました。
せっかく就職意欲があるのに、諦めてしまってはもったいないです!!
既に職業訓練校を卒業している方であれば、決して無駄ではないので、ハローワークで就職を目指すのではなく、その代わりに「就職エージェント」を使うべきです。
それもニート・フリーター特化型の就職エージェントの活用です。
ハローワークを「使う・使わない」にしろ一人の力では難しいです。
ニート・フリーターが社会復帰を考える上で最も重要と言っても過言ではない点です。
<就職エージェントを活用する理由>
1.非公開求人を多数扱っている(求人厳選)
2.「あなた」を推薦してもらえる
3.プロのアドバイス・指導を受けることができる
4.専任担当者が付き二人三脚
5.家にいながら登録・相談ができる
「あなた」のスケジュール管理はもちろんの事、職務経歴書の書き方なども丁寧に指導してくれます。
さらに!!
ぶっちゃけ
ハローワークと異なり、専任担当(エージェント=個人)にはインセンティブ(成果報酬)制度があります。
さらに裏側をぶっちゃけますと、インセンティブ(成果報酬)は就職活動者の年収の何%か。となっています。
つまり「あなた」が応募した企業に採用されれば、エージェント側にはインセンティブ(成果報酬)が入るわけです。
そのため、ハローワークの様に「採用されようが不採用になろうが」ということはなく、本気で採用に向けサポートしてくれます。
当然だと思います。
就職エージェントだけで実は何千社と存在しているんです。だからこそ、私の様なキャリアアドバイザーがいます。
数ある就職エージェントの中から「ニート・フリーター特化型」の就職エージェントを厳選しています。
「とりあえず」「なんとなく」で登録しがちですが、間違っても大手総合型エージェント(リクルートやdodaなど)には登録しないでくださいね!
その理由についても以下の記事に書いております。
年代別にニート・フリーターおすすめ就職エージェントを10選ご紹介しています。それぞれの特徴から就職エージェント登録後の流れまで「全て」を書いております。ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!!
すぐにでも就職活動を開始したい!まずは就職エージェントに相談してみたい!という方は上記で紹介している中の上位3社をご紹介だけしておきます。
どれも当サイトからは無料で登録できる様になっていますので、ぜひ参考にしてみてください!
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職業訓練を検討していたのが無駄なくらい、あっさりと正社員で就職が決まるというパターンが多いです。
なお、ハローワークにおける職業訓練と就職エージェントの違いについてはっきりと理解したい方は以下のページを参考にしてみてください。
ニート・フリーターに職業訓練をおすすめしないまとめ
当ページをご覧頂き、職業訓練をおすすめしない理由はお分かり頂けましたでしょうか。
これから就職を考えている、あるいは既に就活をされているニート・フリーターの方の少しでも参考になれば幸いです。
職業訓練が全くダメだ!というわけではありませんが、就職を考えた時には就職エージェントを使う方が圧倒的に内定率は高いです。
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では!MrダービーBoyでした。