現役アドバイザーのMrダービーです。
「既卒」が就活を始める際に、「何から始めれば良いのか?」「どんなことに注意しておかなければならないのか?」いう点について当ページで徹底的に解説していきます。
「始め方=土台」であり、「やり方=実践」となりますので、両面についてご理解頂けると思います。
就活は誤った方法を取ってしまったがために、ずっと内定が出ずに最終的に諦めてしまわれる方も多くいます。まさに負の連鎖です。
就職しやすい時代だからこそ、選択肢はたくさんありますが、その中から適切な方法を選び、正社員として新たなスタートを切るために当ページを活用頂ければと思います。
まずは就活を始めるための土台から作り上げていきましょう!!
◆目次
既卒就活の始め方①内定期間を把握
なぜ一番最初が「内定期間を把握」なのか。というと、就活はダラダラやっていても意味がありません。
というよりも月日が経てば経つほど人間はモチベーションが低下していきます。そのため、今当ページをご覧になっているタイミングがモチベーションの最高潮だと言うことを理解しておいてください。
では既卒が就活を始め、実際に内定がもらえるまでの期間はと言うと。
<内定までの期間>
1ヶ月以内 ⇒ 約3割
2ヶ月未満 ⇒ 約3割
2ヶ月以上 ⇒ 約3割
3ヶ月以上 ⇒ 約1割
上記の様になっています。
実際に私がサポートをしていても感じている間違いのない数字です。
つまり、既卒が就活を始めてから「3ヶ月以内には内定が出る」ということです。逆に3ヶ月以上経ってくると、「内定が出ない」「諦める」という方も出てくると言えます。
「3ヶ月以内には内定が出る」ということは裏を返せば、3ヶ月程度の就活で良いので、スケジュール的にも見通しが立ち、なんとなくモチベーションも維持できると思います。
「実は今まで就活を密かにしていたけど、正社員での就職を諦めてしまった」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は一度リセットして頂き、気持ち新たに就活を始めていきましょう!
内定期間=3ヶ月以内。つまり就活期限も3ヶ月程度に設定し、モチベーションを維持することが既卒が就活を始める第一歩。
既卒就活の始め方②希望職種を考える
さて就活の期限を3ヶ月程度に設定したら、次は希望の職種を考えていきます。
「まだ具体的にはわからない」
「イメージも湧かない」
当然だと思います。実際に当時の私も「何の仕事がしたいの?」と聞かれても漠然としていました。
「だって、そんなの実際に仕事してみないとわからない」が本音だと思います。
ですから、簡単に考えてください。ここで深く時間を取る必要はありません。
例えば。
- 営業として働きたいな
- 内勤の方が合ってそうかな
- モノ作りに興味があるからメーカーが良いな
- 英語が話せるからそれを活かせる仕事が良いな
などなど。
少し考えただけでも「なんとなくイメージ」は出来たと思います。それで十分です。もちろん明確に「この業種でこの職種が良いんだ!」という方はそれはそれはGoodです!
考えすぎる必要はありません。ざっくりとイメージしてみるだけでOK。就活をしていく上で、様々な業種や職種があることは見えてきます。
既卒就活の始め方③就職エージェントに登録する
さて、正直ここからが運命の分かれ道とも言えます。そして、就職エージェントに登録後はギアを上げて就活をしていくことを覚悟しておいてください!
「就職エージェントへの登録」、実はこれはいろんなサイトでもよく書かれていることだと思います。
「なんだここでも同じか」と思われないために、この点については主に以下3点についてかなり詳しく解説していきます。
- 新卒同様の就活はNG
- 就職エージェントの登録・活用が必須
- 登録すべき就職エージェントを見極める
では早速1から順に見ていきましょう!!
1.新卒同様の就活はNG
一般的には新卒で就職活動を経験したことがある方は多いのではないでしょうか。
もちろん就職活動の経験がなくてもOKです。
少し思い出して頂きたいのですが、新卒時の就職活動というのは・・・
あるいは大学の就職支援センターを活用したりしたと思います。当時私も皆さんと同じように就職活動をしていました。
内定までの道のりが長いくせに「これだけやっても内定が出ない」と理不尽に思ったことも記憶に新しい事です。
さてここまでは新卒時の就職活動ですよね。ですが、これから正社員として改めて就職活動をする方は必ず注意して頂きたい点があります。
新卒時同様の就職活動はしないでください!!
この点が、これから正社員を目指す「既卒」の方にとって重要なポイントになります。
新卒時に就職活動をしていた方は、以前使っていた「求人サイト」はもう不要です。活用する必要性もありません。
何が必要なのか?
就職エージェントの登録及び活用です。
そもそも「求人サイト」と「就職エージェント」の違いって何?という方は興味があれば以下の記事を参考にしてみてください。
なお、就職エージェントは転職エージェントと意味は同じです。「あなた」の状況によって使い分けしているだけです。転職する人であれば「転職サイト」「転職エージェント」と言います。
就職エージェントの登録及び活用は他のサイトでもよく書かれていることです。ですが、「なぜ登録と活用が必要なのか?」そして、「どの就職エージェントに登録すべきか」という点についてあまり言及されていません。
そこで次項「2.就職エージェントの登録・活用が必須」に繋がります。
2.就職エージェントの登録・活用が必須
さて上述でも書きましたが、「就職エージェントの登録」というのは他のサイトでもよく書かれていることです。
確かにその点については間違っていません。
「ではなぜ登録及び活用が必要なのか?」
実は新卒時の就職活動よりも改めて「既卒」が就職活動する方が圧倒的に楽で簡単なんです。
その理由は、新卒時の「求人サイト=自力」では活用できなかった「プロの力」を借りることができるからなんです。
正直言って、就職エージェントの登録及び活用は新たに就職活動をする上でMUSTだと考えておいてください。
主に活用する理由は3つあります。
- 非公開求人を多数扱っている
- 「あなた」を推薦してもらえる
- プロのアドバイス・指導を受けることが出来る
また「あなた」のスケジュール管理はもちろんの事、職務経歴書の書き方や面接対策なども丁寧に指導してくれます。
そして、これらのサービスはほとんどの就職エージェントで無料で利用する事が出来ます。
「就職エージェントの登録及び活用」がなんとなく必要だということがお分かり頂けたかと思います。ですが、実はこの就職エージェントによって就職活動が失敗へと進んでしまうジレンマもあるんです。
そこで重要になってくるのが。
「どの就職エージェントに登録をするか」
ということに繋がってくるわけです。では次項「3.登録すべき就職エージェントを見極める」へと進みましょう!!
3.登録すべき就職エージェントを見極める
「就職エージェントの登録」が間違っていると、就職活動は残念ながら失敗に終わってしまう可能性があります。
すると、「就職なんて出来ない」「もう諦める」という負の連鎖に陥ってしまいますし、実際私の元に相談に来られた方でそういった方は多数いらっしゃったのも事実です。
そこでまず確認をさせてもらっています。
「大手総合型就職エージェントである「リクルート」や「doda」に登録されていませんか?」あるいは過去に就職活動をしていた時でも良いです。利用した経験はありませんか?」
結論から言ってしまうと、大手総合型就職エージェントへの登録は間違っています。
え??そうなの??
と戸惑われた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに大手総合型就職エージェントなので、扱い求人も多くエージェント(専任担当)自体、優秀な人も多いです。そのため「なんとなく」「とりあえず」で登録しがちNo1です。
ではなぜ「既卒」が大手総合型就職エージェントへの登録が間違っているのか。実は明確な理由が4つあります。
- 既卒やフリーターがメインターゲットではない
- 既卒やフリーター向け求人が実は少ない
- 求人やフリーターの就職に関するノウハウが少ない
- 登録したとしても、中途などがライバルとなり不利
一見大手総合型就職エージェントには多くの求人があると思われがちですが、ふたを開けてみると、「既卒」向けの求人は非常に少ないです。
そして最も重要で理解しておいて頂きたい点は「エージェント(専任担当)自身」の問題です。
実はこんな裏側があります。
ぶっちゃけ
エージェント(専任担当)はインセンティブ(成果報酬)制度が基本的に用意されています。そのインセンティブは就職活動者の年収の数%(1%未満)です。
中途採用者の方が年収は高くなりますよね?
すると、エージェントは自分のインセンティブを多くもらいたいので、必然的に中途の方を斡旋する傾向にあります。
特に大手総合型就職エージェントの場合はこの傾向が非常に強いです。それはそのはずです。そのインセンティブを多くもらい自身の年収を上げたい人が「リクルート」などに就職するわけですから。という私も実はそうでしたが。
「ではどの就職エージェントに登録をすれば良いのか?」
答えは至って簡単です。
特化型であれば、無駄に中途はいませんので、ライバル数も激減し、なおかつエージェント側の思惑も関係なくなるんです!!
実は昔と比べて就職・転職がしやすい時代になったおかげで、このような特化型の就職エージェントは多く台頭してきています。
多くなった副産物とも言えますが、逆にどれに登録すれば良いか、利用者側は困ってしまいます。そこで、私がおすすめしている特化型の就職エージェントをとりあえず、以下にご紹介しておきます。
人気エージェントランキング
【3位】第二新卒エージェントneo
正社員求人100%!経歴・学歴不問!短期離職・未経験職種OK!公務員から民間もOK!ほとんどのスタッフが第二新卒を経験。キャリアカウンセリングでは過去の経験や学校での過ごし方、就職活動の経験や部活動から「あなた」の性格や考え方を踏まえ求人の紹介、将来のキャリア形成のお手伝いもしてくれます。
なお、それぞれの就職エージェント登録については以下のページで詳しく特徴なども解説していますので、参考にしてみてください。
⇒既卒向けエージェントおすすめ6選!未経験・職歴なしでもOK!
ここまでが就活を始めるための土台作りとなります。ではいよいよ「やり方=実践」について解説していきます。
既卒就活のやり方①エージェントを上手く活用する
上述までで、既に就活を始めるための土台作りは完成しています。就職エージェントに登録をした段階で、おそらく「面談」の日程を調整する段階へと進んでいると思います。
必ず面談は行くようにしてください。
面談に行かなければそもそも求人を紹介してくれない場合が多いので、就職エージェントに登録した以上は必須です。
エージェントとの面談についてどんな内容なのか、準備する事が必要なのか?という点については以下のページを参考にしてみてください。
エージェントは上手く活用した人が就活も上手くいきます。二人三脚で就活をするので、当たり前のことですが。
上手く使いこなす方法としては主に5つあります。
- 就職時期をうやむやにしない
- 経歴やスキルの嘘はNG
- 推薦文は必ず確認する
- 同案件を他の転職エージェントに依頼しない
- スカウトメール依頼後の連絡頻度
記述すると長くなってしまうので、それぞれについては以下のページで詳しく解説しています。
またエージェントも「人」です。人同士なので、当然「合う・合わない」ということが出てくることもあります。その場合には速やかにエージェント(専任担当)を変更してもらうようにしてください。
変更方法はメール1本で済みます。
既卒就活のやり方②筆記試験対策をする
基本的に選考が進んでくると、どこかのタイミングで「筆記試験」が用意されています。最初に筆記試験がある企業もあれば、少し選考が進んでから筆記試験を実施する企業もあり一概には言えません。
ですが、「筆記試験はあるもの」と認識しておきましょう!!
筆記試験には主に2通りあります。
- 能力テスト
- 性格診断
ほぼセットで受験する事になります。少し具体的に見てみましょう!!
1.能力テストの対策
対策として、各企業で多く利用されているのが皆さんもご存知だと思いますが、「SPI」です。鶴亀算などが出てくるあれです(笑)
そして、もう一つ最近で多いのは「基礎能力標準テスト」です。内容としては、「SPI」にも少し似ているのですが、簡単な計算問題からグラフの読み取り、また語句の意味などが出題されます。
場合によってはケース演習がある企業もあります。
例えば。
「あなたは会社の中堅社員で課のリーダーです。この課が抱える問題点とあなたの仕事を効率化するための具体的な対策を考えなさい」
採用試験で出題されるケースは稀ですが、たまにあります。
そこで、出題される試験内容については必ずエージェント(専任担当)に確認するようにしてください。
試験会場に行き試験を受ける場合と、Web上で試験を受ける場合と2パターンありますので注意が必要です。出題される問題に絶対はないのですが、幅広く対応する上でもSPIを1冊仕上げておく程度で良いと思います!
2.性格診断の対策
これは正直対策という対策はありません。
ただ、実は企業は能力テストよりも性格診断を重視しているケースがかなり多いです。
最近では若者の定着率の低下が問題視されているので、会社内で上手くやっていけるかどうかという点はもちろん、企業としても「こんな人材が欲しい」というターゲットがあるので、性格診断を重視しているというのは一理あります。
よく直観で回答すればOK!!と言われています。確かに性格診断なので、それが当たり前です。ですが、せっかく当ページをご覧頂いたので、アドバイスを一つだけしておきます。
注意
絶対に矛盾のないように回答する事を心がけるようにしてください。
性格診断を何度か受けた方はわかると思いますが、「似たような質問」が質問内容を変えて何個も出てきます。
例えば。
「積極的なタイプである。消極的なタイプである。」
「自ら進んで行動するタイプである。周りに合わせるタイプである」
200問近く出題され、同じような質問が間隔をあけて問われます。ですから直観で答えることは大切ですが、矛盾を起こしやすいのがこの性格診断テストです。
回答時間には余裕があるので、じっくりと矛盾のないようにマークシートを選択するようにしてください。
既卒就活のやり方③面接対策をする
選考が進んだら面接が必ずあります。
応募企業がどんな面接をするのか、どんな事を聞いてくるのかということはエージェント(専任担当)なら知っています。
ですから、エージェント(専任担当)へ確認しながら面接対策を行ってください。
またそれ以外にも面接対策として出来ることはたくさんあります。
第一印象を上げるための当日の服装もそうです。もし自信のない方は以下のページを参考にしてみてください。
さらに当日準備しておくと良いのが逆質問です。逆質問は面接官に対して非常に印象を残すことが出来るので、他者と差をつけられるポイントでもあります。
そして、既卒の場合どうしても空白期間が生まれてしまっていると思います。企業からは「卒業後何をしていたのですか?」と聞かれた時に対策出来るようにしておきましょう!!
とにかく一次面接を突破しないことには始まりませんので、落ちないための対策や突破については以下のページを参考にしてみてください。
既卒就活のやり方④幅広く応募し面接を多く受ける
既卒が就活を進めていく中で、様々な職種や業種を知ることになると思います。ですが、どの職種や業種が良いか。というのは中々わからないものです。
そこで、出来る限り応募は多くしておくことが無難です。それぞれ応募した企業の選考が進んでくるとスケジュール調整が大変になってくるのですが、それはエージェント(専任担当)の仕事です。
また多くの企業に応募し、面接を実施していくと自然と「どんなことを聞かれるのか」「自己PRはもっとこう伝えれば良かったな」ということが見えてきます。
実は面接を多く受けることが最大の面接対策だったりします。要は「慣れ」ということです。
但し、あまりにも多すぎても自分の首を絞めてしまう事になるので、ある程度適正応募数を判断し応募するようにしてください。
既卒就活のやり方⑤企業を診断・判断する
既卒の方のサポートをしていて最も多いのは、「内定が出たとしてもブラック企業に入社するのだけは嫌だ」と言うことです。それもそのはずです。「せっかく内定が出たのにブラックすぎてすぐ辞めた」となっては本末転倒です。
企業を診断・判断するのは主に2つの方法があります。
- 口コミサイトを利用する
- エージェントに確認する
この2点です。
1.口コミサイトは「転職会議」や「VOLKERS」がありますが、個人的には「キャリコネ」をおすすめします。
利用者も多く、生の声が多く反映されており、使いやすいと評判です。
「2.エージェントに確認する」のも一つの手です。エージェントはその企業への定着率などを把握しているケースが多く、ブラック企業かどうかというのは完全には判断できませんが、少なくとも「あなた」よりも企業を診断・判断できる立場にいます。
ここまで、企業を診断・判断する方法をお伝えしてきましたが、とにかくブラック企業だけは絶対に嫌だ!という方に朗報があります。
そもそもブラック企業を排除している就職エージェントがあります。上述でも少しご紹介していますが「ウズキャリ」です。
厳しい診断基準の元、ブラック企業を徹底的に排除しているため、内定後の定着率は93%を超えています。
【公式サイトはこちら】
*当サイト限定で登録後2,000円分のAmazonギフト券がもらえます。
内定後も安定して働きたいという方にはもってこいですので、ぜひ検討してみてくださいね!!
既卒の就活の始め方とやり方まとめ
さてここまでで就活の「始め方=土台」と「やり方=実践」についてそれぞれ解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
ただやみくもに就職エージェントに登録をして、就活を進めていくというのが如何に無駄が多いか、そして就活は意外と簡単に出来るものだ。ということが少しでもお分かり頂けたら幸いです。
「始め方=土台」があるからこそ、「やり方=実践」が活きてきます。その点をしっかりと理解していれば就活で失敗する事はありません。
当然企業との相性(たまたま内定には至らなかったなど)はあります。ですが上記の通りに進めていけば大きく失敗することはありませんし、内定がたとえ出なかったとしても納得感は得られるはずです。
就職エージェントの登録だけおすすめしているサイトを卑下するつもりはありませんが、どの就職エージェントに登録すれば良いのか、登録したことでどんな効果があるのか?ということを理解しておくことでこれもまた納得感があるはずです。
ぜひ当ページを活用し、実りある就活を始め、正社員としての第一歩を踏み出せることを陰ながら応援しています。
でわ。Mrダービーでした。